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食べて学ぶカラダにいいこと
2014.08.27

“家族との過ごし方”を変えると、
からだも発想も豊かに。

 

“身なり”と“振る舞い”が由来の自転車アパレルブランド<narifuri>。ジャケットやシャツ、パンツなど機能性とファッション性を備えたアイテムを展開し、サイクルウェアの新たな楽しみと可能性を追究し続けている。2014年5月には、〈DESCENTE SHOP TOKYO〉でデサントとのコラボレーションアイテムを展開。ジャンルを横断したコラボレーションが話題を呼んだ。このブランドの代表をつとめるのが小林一将さん。見るからにヘルシー&ピースな“気”の持ち主だけど……、やっぱり自転車に乗っているから?「自転車のことは仕事として毎日考えていますけど、乗るのはほぼ通勤のみ(笑)。僕にとってのカラダにいいことは“食”。そしてその根本にある “家族との過ごし方”です」。

 

 

<narifuri>がスタートしたのは7年前。ブランド立ち上げ当初は、週末も働き詰めで家には寝に帰るだけ。「その頃はげっそりとして顔色も悪く、ちょっと危ない人と思われていた(笑)」。それが4年ほど前、長男誕生から1年経った頃に、家族との過ごし方をあらためたという。「“家族のため”という概念を変えたんです。それまでは“家族のため”はとにかく仕事をしてお金を稼ぐこと。でもそうなるとストレスだらけで、カラダがまいってくる。その考え方を “家族のため”を家で過ごす時間に変えたんです」。その意識の変化により、まずカラダに変化がおとずれる。「子どもには産地の明確な安全性のあるものを食べさせているので、僕もその食生活にあわせるようになって。そこであらためて旬なものを旬な時期に食べる美味しさとカラダが喜んでいることに気付いたんです。そうなると、もうジャンクな食べ物は受けつけなくなってしまう」。この食生活の変化により徐々に英気は養われ、さらに子供との時間を大切にすることで仕事の発想も浮かんでくる。そのひとつが、恵比寿の<narifuri>直営店の真横で営業する自転車屋<charifuri>で取り扱うキッズ用バイクだ。「自転車を職にする父親として、子どもには安全性はもちろん見た目も格好よい自転車に乗せてあげたかったんです。毎週末、公園にピクニックに行っているんですが、いまでは僕より長男のほうが自転車に夢中になっているから嬉しいですね(笑)」。

 

 

いまや<narifuri>と言えば、ファッションに敏感なサイクリストのみならず自転車に乗らない人にも愛用者は多い。「自転車の楽しみ方を増やして、もっとたくさんの人に自転車に親しんでほしい」という信念でつくられているウェアにはアメコミ柄やカモフラ柄のサイクルジャージがあったり、とにかく毎シーズン自由な発想のアイテムが追加されていく。「家族は一生だけど、仕事は人生の一部だと思うと、ストレスなく仕事できる気がします」という小林さん言葉に、カラダと心にいいこと、さらには発想力のヒントがありそうだ。

 

写真/石渡朋 文章/大島佑介

小林一将
narifuri代表。アメリカにてファッションマーケティングを学んだ後、イタリアブランドのPR,営業を担当。帰国後、アパレルメーカーにて営業、生産管理を経て独立。2007年、narifuri設立。

 


narifuri EBISU
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