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極私的トレーニング
2014.03.06

How to トレイルランニング
第ニ回、実際に走ってみる。

ランニング、続いていますか?朝走ろうと思って起きられなかったり、寒いなか外に出るのが億劫になったり、家の近所や有名なランスポットも一通り走って飽きてしまったり……。そんな、”燃え尽きランナー”にこそおすすめしたいのが、「トレイルランニング」です。

 

山や森の中を駆け抜けるトレイルランニングを楽しむ人の人口が年々増えてきています。ここでは、ランニングのギアショップを経営する桑原慶さんと、桑原さんのトレラン仲間である小松俊之さんを講師に迎えてその心得を教えてもらいましょう。

 

 

第二回となる今回は、さっそく外に出てトレーニング。裏山は俺の庭!という羨ましいシチュエーションを持っている人ばかりではないと思うので、シティガール、シティボーイにも安心の、近くの公園や近所でできるトレーニングについてです。

 

——トレイルランニングのトレーニングは、日頃どうしたら良いのでしょうか。

 

桑原慶(以下、桑原) ずっと山に通うというのも難しいでしょうから、普段は近所の公園を走るところから始めてみてはどうでしょうか。意外と街中にも走れるトレイルがある公園がありますし、そういう公園が近くに無くても、ちょっとした工夫でいくらでもトレーニングができます。

 

小松俊之(以下、小松) 大きな公園のランニングコースが用意されているところで、人が少ない場所や時間を選べば、トレイルランニングを想定したランができると思いますよ。ただ、入ってはいけない場所や、踏み行ってはいけない芝生には注意をしてくださいね。

 

桑原慶(以下、桑原) そうですね、前回も言ったように、公園でゆっくり過ごしている人や、歩行者、自分のペースでランニングをしている人の邪魔をしない、マナーを守る、ということを前提に、公園でのトレーニングの話をしていきましょう。

 

——トレーニングに入る前に、まずギアは何を用意したらいいですか?

 

小松 僕はラン用のスパッツを履いていますが、まず格好はなんでも良いと思います。動きやすい服装で走ってみて、汗をかいたら気持ちが悪いから通気性が良いものが良いとか、雨が降ってきたときのために防水機能が必要だとか、ギアに関しては、自分が走ってみれば必要なものがわかるはずです。

 

桑原 近所を走るのであれば、普段ランニングをしている方は普段通りのギアで大丈夫。なにはともあれ、走ってみればわかります。

 

——普通に公園でランニングするのと違うのはどのようなところでしょうか。

 

桑原 ランニングをしていても、同じコースを何週もすると走ることにも飽きてしまうじゃないですか。でも、普段通っている公園も、トレイルランニングを意識して走ってみると違う景色が見えてきますよ。土や木の根っこ、小さな勾配や段差のあるところを見つけて積極的に走ってみると面白いです。僕はトレイルランニングを初めてから近所の公園の走るルートが全く変わりました。

 

小松 勾配や段差があるところを走ることに慣れてきたら、階段や坂道を登る筋力トレーニングにも挑戦してみるのはどうでしょうか。街にある高低差でも、十分トレーニングになります。

 

桑原 街や公園などの身近な空間を存分につかって走るのは、スケーターの街乗りのように、色んなところを攻略していく感覚に近いのかもしれませんね。あとは緑道を走るのも、街のことがわかって面白いですよ。土を踏む感覚や、段差や高低差のあるところを走る感覚、直線ではないルートを頭で理解して走って行く感覚を身体で覚えるのが、山でのトレイルランニングに繋がっていきます。

 

小松 距離を決めるよりも、時間を決めるのがおすすめですね。まずは、ランニングを好きになる走り込み期だと思って、どんどん色んなところを走ってみましょう。

 

▶POINT
・何はともあれ、まず走ってみるべし。
・他人の邪魔にならないよう気をつけるべし。
・山道を意識して、街を見てみるべし。

 

(次回)実際に走ってみた感想を元に、自分にベストなギアを選ぼう。

桑原慶
くわばら・けい
1975年、静岡県生まれ。フットサルカフェなどの経営を経て、2013年3月に、トレイルランニングやランニングのギアショップ〈Run boys! Run girls!〉をオープン。
小松俊之
こまつ・としゆき
1969年、新潟県生まれ。2009年、岩本町に〈OnEdrop cafe.〉をオープン。店内外で新たな「出逢い」を生み出す各種イベントを開催している。

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